
高血圧と肥満 |
肥満の人は生活習慣病全般の罹患リスクが高いというイメージがあります。一概にはいえませんが、ほとんどその認識に間違いはありません。
言ってしまえば、肥満は高血圧患者にとって大敵です。肥満を改善することが、すなわち高血圧の治療の第一歩ということができるでしょう。ただし、肥満にも皮下脂肪型と内臓脂肪型という二つのタイプがあり、皮下脂肪型は食事制限によって解消できるといわれていますが、内臓脂肪型の場合は運動によってしか肥満が解消できないと言われています。どちらにせよ、食生活の改善と適度な運動は、高血圧のみならず、その人の健康に多く利するものなので、積極的に取り組むべきであるといえます。
さて、最近流行っている言葉に「メタボリックシンドローム」というものがあります。これは高脂血症や高血圧などの生活習慣病を予防するために設けられた言葉で、軽度から重度の内臓脂肪型肥満を指すものです。ウエスト径が男性で85cm以上、女性で90cm以上であれば「メタボリックシンドローム」の診断基準に引っかかってきます。最近になって体格差を無視した診断方法に批判もありますが、お腹だけが目立って出ているという人は、内臓脂肪型肥満で生活習慣病にかかりやすい傾向があることは事実ので注意してください。