高血圧の基礎知識

高血圧は病気?

血圧は状況によって高くなったり、低くなったりするものです。では、血圧が高くなること、すなわち高血圧はそれ自体で病気といえるのでしょうか。

確かに、人の血圧は日常的にある程度は上下しているもので、血圧が高いこと、それ自体が短期間で人の健康に与える影響はそれほど大きくありません。しかし、血圧の変動があまりに激しくなってしまうこと、また、慢性的に高い血圧が保たれてしまうような状態が長く続くと、体に対する影響は計り知れないほど大きいものです。その意味で、高血圧はそれ自体で病気である、と言うことができます。高血圧によって、引き起こされる具体的な症状が出て初めて病気といえると考えるかもしれませんが、実際には高血圧になったらただちに治療を始めるべきで、そういった意味ではやはり病気だといえるのです。

それでは、正常な血圧とはどのくらいなのでしょうか。これは実際には個人差があり、なかなか正確なところは断定しにくいところです。人種によっても違うのですが、世界的に最も広く受け入れられているのは、「WHO(世界保健機構)」と「米国高血圧合同委員会」の基準です。日本では日本高血圧学会が「高血圧治療ガイドライン」を作成して2000年に公表した値があります。

   
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